ハイプサイクルとは? ~現在のテクノロジーが一目で分かる~

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ハイプサイクルとは

ハイプサイクルとは、技術の成熟度、採用度、社会への適用度を示す「テクノロジーの地図」です。

Gartnerというリサーチ会社によって毎年発表されており、これを使えば各テクノロジーの現状を正しく理解することができます。

それでは早速、最新技術のハイプサイクルを見てみましょう!

 日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル 出典:ガートナー (2020年9月)

う~ん…聞いたことあるような言葉が謎の曲線の上に並んでいますね…

今日はこのハイプサイクルの見方について勉強していきましょう。

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ハイプサイクルの見方

ハイプサイクルには「黎明期」「過度な期待のピーク期」「幻滅期」「啓蒙活動期」「生産性の安定期」の5つの時期があります。

この時期を見れば、各テクノロジーが今どんな段階にあるのか分かるということですね。

それでは各時期についての説明をしていきます。

1.黎明期

新しいテクノロジーが生まれ、注目を受ける時期。まだ商品が存在しないため実用化の可能性は不明

2.過度な期待のピーク期

その技術がもたらす将来の可能性に過度な期待が集まる時期

3.幻滅期

なかなか実際の成果が出ないため、人々の関心が薄れる時期。水面下で各企業が実用化に向けて改善を試みる

4.啓蒙活動期

いくつかの事例が成功し、実用化に向けて現実的な盛り上がりをみせる時期

5.生産性の安定期

実用化され、社会に浸透していく時期。

簡単にまとめると、新しいテクノロジーは最初はめっちゃ期待されるけど、やがて「思ったほどでもなかった…」とがっかりされ、その後現実的なラインで普及していくということですね。

ちなみにハイプサイクルのハイプとは英語で「過度な誇張」を意味します。

過去の技術のハイプサイクルを見てみよう

ここからは過去の技術の一例として4G(第4世代移動通信システム)のお話です。

4Gといえばスマホの高速通信を支える現代には不可欠な技術です。そんな4Gがどのように発展してきたのかハイプサイクルを使いながら見ていきます。

参考:総務省「移動通信サービスの普及と変化」

このように2010年ごろの3G・ガラケー全盛の時代から、スマホの普及に伴うように4Gが発展してきたことが分かります。

移動通信システムの進化は10年に一度起きるといわれており、次の5Gの時代が楽しみですね!(※5Gは2020年現在、過度な期待のピーク期)

まとめ

ハイプサイクルとは技術の現状を示す「テクノロジーの地図」のようなものです。

これからはこのハイプサイクルも利用しながら様々なテクノロジーの勉強をしていきましょう!

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