eスポーツとは 驚くべき賞金総額とその発展!!

eスポーツ

2019年の7月、海外のeスポーツの大会で16歳の男の子が賞金300万ドル(約3億円)を手にするというニュースが話題になりました。

また2019年の茨城国体で文化プログラムとして全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI開催が開催されました。

億を超える賞金を少年が手に入れたり、国体でeスポーツの選手権が開かれたり、eスポーツは今大変な発展を見せています。

今回はそんなeスポーツについて見ていきましょう!

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eスポーツとは

eスポーツとはエレクトロニックスポーツの略で、「コンピューターゲームを用いた競技」を指します。

今までは身体運動を伴う遊戯・競争を“スポーツ”と総称しており、特に日本ではゲームは遊びの一つとして扱われてきました。そのためゲームがスポーツとして扱われるのは違和感があるかもしれません。

eスポーツには「電子上で行われる競技性のあるもの」という条件があります。

この競技性というのがスポーツたる所以なのです。そのため運要素の強すぎるゲームや投下したお金が即強さになるようなゲームはeスポーツにはなれません。

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eスポーツの種類

eスポーツは陸上競技のような言葉です。陸上競技の中に短距離があり長距離があり高跳びや投擲があるようeスポーツにも様々なジャンルがあります。ここからはどのようなジャンルがあるのか見ていきましょう。

MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)

MOBAとはプレイヤーが2つのチームにわかれ、各プレイヤーがキャラクターを操作し、敵チームの本拠地を破壊する、というルールを基本としたゲームジャンルを指します。

eスポーツで最も人気のジャンルの一つがこのMOBAです。

具体的には「League of Legends」「Dota 2」「SMITE」「Vainglory」などのゲームがこのジャンルの代表例です。

DOTA2のプレイ画面 右下の地図に表示される相手の本拠地を戦略的に制圧する

ですが人気ゲームのDOTA2の日本人プレイヤーの割合は0.71%と、まだまだ発展途上なのが現状です。

FPS(ファーストパーソンシューティング)

FPSとは一人称視点でキャラクターを操作し、銃器等のアイテムを用いて敵対するキャラクターを打倒するゲームジャンルです。

一つのフィールドで大人数でのバトルロワイヤルのような対戦が可能であり、一対一のチーム戦であるMOBAとはまた違った楽しみ方ができます。

代表的なゲームとして「Counter-Strike: Global Offensive」「Fortnite」「Overwatch」「Call of Duty:
WWII」「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」が挙げられます。日本で流行した「荒野行動」もこのFPSのゲームです。

Counter-Strike: Global Offensiveの画像

冒頭にあった16歳の男の子が賞金300万ドル(約3億2600万円)の賞金を手にしたのも、このFPSの「Fortnite」というゲームの大会での出来事です。

CCG(コレクタブルカードゲーム)

CCGではトレーディングカードをデータ化し、アプリケーション内でトレーディングカードを用いて対戦するゲームジャンルです。

格闘ゲーム

格闘ゲームはキャラクターを操作して相手と“格闘”し、対戦相手を打倒するゲームジャンルです。「ストリートファイター」「鉄拳」「大乱闘スマッシュブラザーズ」など、日本人には馴染みの深いジャンルです。

eスポーツの発展の過程

eスポーツがどのようなに変化をし、今どのような状況なのかを見てみましょう。

コンピュータゲームの対戦の普及

1980年ごろからコンピュータゲームの対戦が普及しました。ですがこのころはオンラインで対戦する形式ではなく一か所に集まることで対戦するというのが主な楽しみ方です。

eスポーツが世界に広がる

eスポーツが世界中に広がったのは1997年です。その背景には当時発展していたインターネットの普及があります。また、韓国のように家庭用ゲーム機が普及せず、PCゲームがメインの国がeスポーツを引っ張る存在になっていきます。

プロゲーマーの誕生と大会賞金の高額化

大会賞金は普及に伴って徐々に上昇していましたが、その流れを加速させたのは人気MOBAのDota 2の世界大会「The International」です。この大会ではゲーム内で課金された金額の25%を賞金に上乗せされたのです。

The International2019の様子

その結果2014年度大会の賞金総額は1千万ドル(約10億円)を越し、2019年には賞金総額2千5百万ドル(25億円)とうなぎ上りの状態です。

「The International」の他にも日本円にして一億円を超える賞金を抱える大会がいくつも存在しており、eスポーツの発展をよく表しています。

これらの賞金に加えて、人気Eスポーツアスリートは所属チームからの年俸やスポンサー収入、配信収入なども上乗せされ、その収入は留まるところを知りません。

eスポーツのプロゲーマーは今や、プロ野球選手やサッカー選手に負けない「夢を売る仕事」になっているのですね。

まとめ

eスポーツとは何かを始めとしてその種類や発達の過程について見てきました。

4億ドル(400億円)の賞金総額といわれるサッカーワールドカップはまだ先の話ですが、eスポーツジャンルの急成長がとても実感できました。

eスポーツが5Gとの追い風を受けてこれからどのように普及していくかは次回をお楽しみください。

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